いつかまた、その時まで。
最後の瞬間が訪れる時
それを最後とは認識できていないわけで
時間が経って
あれが最後だったのかと
気付かされる。
私はたまたま
いつものようにカメラを向けて
2回シャッターをきった。
寝起きのまま
玄関から出て行く彼に
またね
とか
行ってらっしゃい
とか
声を掛けたんだろうか。
今になってみればそれが最後だったし
話したこととか温もりとか
そんなの全部覚えてないけど
私に向けた最後の笑顔だけが
ずっとずっと残ってる。
残酷だよなぁ