人生でいちばん長い3週間
時々ふと考えてしまう
生きることが幸せとは限らないということを
長生きすることが
幸せとは限らないんじゃないかと
おばあちゃんが亡くなった3週間後に
おじいちゃんが亡くなった
ひとり残されて
ひとりで生きた3週間を
どんな気持ちで生きていたのか
今となっては分からないけれど
最愛の人に先立たれ
残された時間は
どれほど寂しかっただろうと
想像することがある
答えなんて出ないけど
代わりに涙が溢れてくる
多分そういうことなんだと思う