kiaorakanaの日記

写真を撮る人

誰でもない私

知り合いと食事をした。

 

仕事から解放された私は

◯◯の誰々さんという肩書きがなかった。

 

ひとりの女性として接してもらえて

それは凄く心が休まった。

 

私に必要だったのは

身体を休めることよりも

心を休めることだったのかもね。

 

明日はカメラマンのお姉さんになってくるよ。

 

ほんの少し

誰でもない私になれて

ちょっと安心した。

はじまり

大好きな映画のワンシーンで

街中を走るシーンがある。

 

ケガをした手の包帯を外しながら

走って解放されていくそのシーンをふと思い出した。

 

振り切って

吹っ切って

吹っ切れて

私も前に進まなくちゃ。

 

縮こまっていなくていいんだと

改めて思った。

もっと自信を持たなくちゃ。

もっと堂々と生きていかなくちゃって

そんなことを思った5月のはじまり。

人生でいちばん長い3週間

時々ふと考えてしまう

 

生きることが幸せとは限らないということを

 

長生きすることが

幸せとは限らないんじゃないかと

 

おばあちゃんが亡くなった3週間後に

おじいちゃんが亡くなった

 

ひとり残されて

ひとりで生きた3週間を

どんな気持ちで生きていたのか

 

今となっては分からないけれど

 

最愛の人に先立たれ

残された時間は

どれほど寂しかっただろうと

想像することがある

 

答えなんて出ないけど

代わりに涙が溢れてくる

 

多分そういうことなんだと思う

真夜中の渦

夜中だから寂しいんじゃなくて

ただただ孤独だなって思ってたら

夜になってしまっていた

 

早く寝ればいいとか

そういうことではなくて

根本的な解決をずっと模索している

 

でも解決できたことなんて

これまでの人生で一度もなかったし

これから先も無いと思う

 

ただ無条件で受け入れられて

愛されて

特別扱いされたいし

幸せを幸せと感じてみたい

 

願いは叶わない

 

ひとりでも叶えられることは

これまでだって叶えてこられたけど

ふたりでないと叶えられないものは

いつだって諦めて生きてきた

 

諦めなければいつか叶うよなんて

そんなことは思わないから

それに近づけられるように

もっともっと強くならなきゃ

 

ふたり分

もっともっと頑張るね

大人になったら

心がもやもやすることが

増えた。

 

誰かの幸せを心から喜べなくなった。

 

大人になったら

結婚して子供が産まれて、家族が増えて

そんな生活をするんだとずっと思ってた。

 

大人になって結婚をした。

でも幸せなふりを続けることが苦しくなって

すぐに辞めてしまった。

私はただ、幸せになりたかった。

 

大人になったのにまだ

夢が叶わない。

 

幸せになりたい。

愛されたいと、ずっとずっと願ってる。

 

温かい家庭が

こんなにも遠いなんて

思ってもみなかった。

 

孤独を隠して

働きに働いた3月ももうすぐ終わろうとしてる。

トリプルワークになって早半年。

自ら望んだ結果だから

バランス取れてて当たり前なんだけど、

それでもよくやってると思う。

 

身体が休まる日もほとんどなくて

心が休まる日は全くなかった。

生きることに絶望する暇もないくらいに

かなり疲弊しきっていたんだと思う。

 

よく考えれば

去っていった恋人を期待していつまでも待つだけの状態で

満たされるはずもなく

忙しさの中に孤独を隠していただけなんだと思う。

誤魔化せているうちはこのままでいいような気もするけれど、

そのうち自分にかかってる暗示すら

解けてしまうような気がして恐ろしかったりする。

 

悩んでたって仕方ないし

毎日をひたすらにこなしていこう。

 

私に出来ることなんてそんなにないから

ただただ日々に向き合っていこう。

 

心を穏やかに保つためだけに

心を揺さぶらないように

いつのまにか全てが鈍くなってしまいそうだけど

そうじゃないと生きていけないんだよなぁなんて

そんなことをふと思っただけ。