kiaorakanaの日記

写真を撮る人

憧れてた普通には、なれなかったんだった。

 

時々ふと、思い出してしまう。

いや、思い出さないとやってられないのが正直なところなわけで。

 

当たり前にパートナーがいて

当たり前にその人が優しくて

当たり前に私を想っていてくれて

当たり前に幸せな家庭があって

 

そんな当たり前を

どうせなれるもんだと思って生きてきた

 

だけど

そんな当たり前が私には難しくて

私には遠くて

手を伸ばしたって届かなかった

 

何度も躓いて転んで

全然辿り着かなくて

 

仕方なくなって

今いる場所を求めてた場所だったって言い聞かせて

私は幸せなんだって

おまじないをかけた

 

こんな人生も十分楽しい

 

そんな訳はなくて

 

こんな人生を受け入れるしかなかった

 

何も選べなくて

欲しかったものじゃなかったとしても

欲しかったフリをして

これからもずっと生きていくの

 

死にたいなって思いながら

死ぬ勇気がないから

ただ彷徨うしか残されてないから

 

分かってもらえなかったとしても

寄り添ってもらえたら

どれだけ心が救われるんだろう